−日記帳(N0.2236)2020年10月22日−
中日・大野投手 今年6度目の完封勝利
−日記帳(N0.2237) 2028年10月23日−
木下拓の2点逆転打と又吉の好投と鉄壁の継投で勝利


1-0でDeNAに完封勝利を収めた中日・大野投手

木下拓の2点逆転打


中日が22日、本拠地でDeNAを1-0で下した。エース左腕・大野雄大投手が6安打9奪三振の好投で、
今季6度目の完封勝利。15年以来、5年ぶり4度目の2桁となる10勝目を挙げた。
連続イニング無失点記録は45イニングとなり、球団記録を更新。

これで、巨人・菅野との沢村賞争いもさらに白熱する。現役時代、ヤクルト、日本ハム、阪神、
横浜で活躍し、18年まで2年間、ヤクルトでバッテリーコーチを務めた野球評論家の野口寿浩氏は
「どちらも素晴らしい。甲乙つけ難く、同時受賞があってもいい」と話した。

この日も抜群の安定感だった。7回までは二塁を踏ませない投球。8回には2死から連打を許し、
二、三塁のピンチを招いたが、代打・楠本を変化球で空振り三振。守護神マルティネスが不在の中、
1人で9イニングを投げ抜いた。

この日の大野雄について、野口氏はこう評価する。
「今日も安定したいいピッチングだった。8回はちょっとしたコントロールミスで浮いた球もあったが、
点をやらなかったのはさすが。分業制が確立されている今の野球で、完投数は見直されるべきかもし
れないが、その中で10完投はすごい」

これで大野雄は今季18試合10勝5敗、防御率1.79。135回2/3、137奪三振、10完投で、タイトル争い
では防御率、奪三振でリーグトップを走っている。一方、巨人・菅野はここまで17試合13勝1敗、
防御率2.02。120回1/3、113奪三振、3完投。勝ち星、勝率でリーグトップに位置する。
沢村賞の選考基準は25試合、10完投、15勝、勝率6割、投球回200イニング、150奪三振、防御率2.50。

だが今季はコロナ禍で143試合から120試合に減少し、日程も過密なため、基準となる数字は変わる
ことが予想される。17、18年にも沢村賞を獲得している菅野と、初の受賞を目指す大野雄の戦い。
では、現時点でどちらが沢村賞に近いのか。野口氏は、両者の数字を比較するのは難しく、2人にチャンス
がある、と予想する。過去には1966年の村山実、堀内恒夫、03年の井川慶、斉藤和巳と、2投手が受賞した
年が2回あり、今季、菅野と大野が2人とも受賞すれば、3度目のこととなる。

上記記事は、野球専門チャンネル「Full-Count」から転載させて頂きました。


中日は、FSM(福、祖父江、マルティネス)の勝ちパターンを使わずに逃げ切り、6回終了時に
リードした試合は20連勝 打線の奮闘と同時に2番手の又吉克樹投手(29)の好投も大きかった。 
6点リードの6回、勝野が1点取られなおも1死一、三塁のピンチでリリーフ。

最初の打者だった中山の右飛は犠飛になったが、続く松本直を三振に仕留め最少失点で切り抜けた。 
イニングまたぎをした7回も無得点に抑えたピッチングに「途中、又吉がよく流れをつないでくれた」
と与田監督。分厚いリリーフ陣の中に身を置くことを自覚している右腕は「少ないチャンスをもの
にして、試合にもっと投げられるようにしたいと思います」と気を引き締めた


前 頁 へ 目 次 へ 次 頁 へ
inserted by FC2 system