−日記帳(N0.2252)2020年11月24日−
中日・大野雄大投手に沢村賞
−日記帳(N0.2253) 2028年11月25日−
ソフトバンク 巨人に4連勝で日本シリーズ連覇


沢村賞を受賞した中日・大野雄大投手

優勝を喜び合うナインとそこに駆けつける工藤監督>


プロ野球で今シーズン最も活躍した先発完投型のピッチャーに贈られる「沢村賞」に、
最優秀防御率と最多奪三振の2つのタイトルを獲得した中日の大野雄大投手が初めて選ばれました。
中日ファンとして、大変嬉しく、こころより大野投手を祝福したいと思います。

沢村賞は、その年に最も活躍した先発完投型投手で、次の条件を満たした投手に贈られます。

・15勝以上 ・防御率2.50以下 ・150個以上の奪三振 ・完投10試合以上 ・投球回数200イニング以上

大野雄大投手はこの条件の全てを満たしておりませんが、今シーズンは、新型コロナウイルスの影響
で開幕がおよそ3か月遅れ、試合数も143試合から120試合に減少したことを配慮すれば、
11勝6敗、6つの完封を含む10の完投、防御率1.82、▽投球回数は148と3分の2イニングと3つの部門で
両リーグ通じてトップ、45イニング連続無失点の成績は、この条件を満たして余り有ると思われます。

堀内委員長は、最後は大野投手と、開幕13連勝を果たし、14勝2敗で最多勝と最高勝率の2つのタイトル
を獲得した巨人の菅野智之投手の2人に絞られたことを明らかにし「2人に対して例年にない長い討議が
あったが、数字を素直に見ると大野投手のほうが一番。ファンも分かると思う」と話しました。

沢村賞に初めて選ばれた中日の大野雄大投手は23日、ナゴヤ球場で会見し、「自分自身が候補に挙がっ
ているのは知っていたので、少しそわそわしていた。電話をいただいてすごくうれしかったし、隣にい
た妻が、一緒に喜んでくれた」と初受賞の喜びを語りました。

そして、「沢村賞は頭のどこかにあるが、自分には程遠い賞だと思っていたので、まさかという感覚だ。
意識しても取れる賞ではないが完投数を評価してもらったと思っている。今シーズンは
、よく10回も投げきれたなと思う」と振り返りました。

そのいうえで、「何年も続けてこそプロは評価されると思うので、来年以降も同じような成績を残せる
ようにやっていかないといけないと思う」と責任感を口にしました。
 
中日の与田剛監督は、大野雄大投手が初めて沢村賞に選ばれたことについて、「すばらしい賞に選ん
で頂き本当にありがとうございます。
球団としても、本人としても自信になるタイトルをいただき感謝いたします」
というコメントを発表しました。


福岡ソフトバンクホークスと読売ジャイアンツによる日本シリーズ第4戦が25日、ソフトバンクの本拠地
福岡PayPayドームで行われ、4-1でソフトバンクが4連勝を飾り、4年連続の日本一に輝いた。

打線を大幅に入れ替えた巨人は初回、「1番・右翼」でスタメンに抜擢された若林晃弘内野手が右中間
への二塁打、続く2番起用の坂本勇人内野手は、左中間フェンス直撃の適時二塁打で先制点しました。
続く6番・中島宏之内野手が粘りを見せソフトバンク先発・和田毅投手に初回から35球を投げさせました。

ソフトバンクは1回裏に1死から2番・中村晃外野手がライト戦への二塁打で出塁すると、
3番・柳田悠岐外野手は打った瞬間にわかる右翼スタンドへの2ラン本塁打を放ち、すぐさま逆転に成功。
さらにソフトバンクは2回、1死から7番・牧原大成内野手が右安打で出塁。

8番・松田宣浩内野手は空振り三振に倒れるも、9番・甲斐拓也捕手が左翼へシリーズ2本目の本塁打と
なる2ランを叩き込みリードを3点に広げました。
ソフトバンクは3回表から2番手・松本裕樹投手にスイッチ。2番・坂本以下を3者凡退に抑えました。
対する巨人は2回途中からマウンドに上がった大江竜聖投手が続投。
先頭の2番・中村晃は遊撃手・坂本勇人内野手の好守で出塁を許さず。その後2死満塁のピンチを背負
ったが、3番手・戸郷翔征投手が7番・牧原を一ゴロに打ち取り、無失点で切り抜けた。

以降も両チームのリリーフ陣が好投を見せ、投手戦の様相を呈した。
戸郷は4回にソフトバンク打線を3者三振。
6回 ソフトバンクの4番手・高橋礼投手が10球で3者凡退とすると、巨人の4番手・チアゴ・ビエイラ
投手が日本最速に迫る164キロを2度マークするなど存在感を示し、同じく3者凡退に抑えた。

ソフトバンクは磐石の投手リレーに移り、7回に岩嵜翔投手、8回にリバン・モイネロ投手を投入。
点を返していきたい巨人打線だったが、両投手の前に塁に出ることもできない。
3点差のまま迎えた9回表、マウンドには不動の守護神・森唯斗投手が上がる。


窮地に立たされた巨人打線も粘りを見せ、先頭の4番・岡本和真内野手が四球で出塁。
1死後には6番・中島宏之内野手が右安打で繋ぎましたが経験豊富な鉄腕が動じることはなかった。
7番・田中俊太内野手を見逃し三振、代打・亀井善行外野手を二飛に打ち取り大一番を締めくくった。
投手陣の奮闘が光った第4戦。

ソフトバンクは先発の和田が2回で降板も後を受けたリリーフ陣が無失点投球。
対する巨人も2番手以降の投手は、ソフトバンク打線を無失点に抑えたが、序盤の4点が大きく響いた。

「ベースボールチャンネル」から引用させて頂きました。




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