−日記帳(N0.695)2003年01月22日−−日記帳(N0.696)2003年10月23日−
大リ−グ゙物語(アメリカ国歌) 大リ−グ゙物語(球場に連れてって)


Oh, say can you see, by the dawn's early light,
What so proudly we hailed at the twilight's last gleaming?
Whose broad stripes and bright stars, through the perilous fight,
O'er the ramparts we watched, were so gallantly streaming?

And the rockets' red glare, the bombs bursting in air,
Gave proof through the night that our flag was still there.
O say, does that star-spangled banner yet wave
O'er the land of the free and the home of the brave?

おお、お前たち、見えるだろう?曉の薄明に浮かんでいるのは、
われらがあんなにも誇らしげに,夕べの薄暮の中で仰いだ、あの旗さ。
その立派な縞模様と輝く星々は、この厳しい戦いのさなかにも、 われらが見守る砦の上で実に勇ましく翻っていたんだ。

砲弾の赤い閃光と、宙に響き渡る爆音が、
一晩中、教えてくれたのさ、われらの旗が、まだそこにあることを。
おい、あのときの星条旗は今もなお、はためいているか?
自由の民の土地の上に、勇者たちの祖国の上に。

大リーグの試合では、選手のプレーが日本よりもスピーディーで、ある時は豪快である時は繊細で見応えが有りますが、選手のプレーだけではなく試合前のセレモニー、5回終了時のグランドキーパーの動き、雨の前後のグランド整備のしかた、7回表終了時の独唱と観客の斉唱など、プレー以外にも聞き応え、見応えの有るものが有ります。

試合開始前に、アメリカ国歌が歌手によってアカペラで独唱されます。開幕戦やオールスターなどでは有名歌手が歌うこともありますが、通常の試合では地元の歌手が歌うことが多いようです。歌詞は普通スクリーンに表示されますので、暗記していなくても歌うことができ、歌わない場合も、国歌への敬意を表して起立・脱帽するのが一般的です。松井選手が胸に手を当てて聞き入っているのが印象的です。

このアメリカ国歌は4番まで有るのですが、このような通常のセレモニーでは1番のみが歌われることもあって、アメリカ生まれの生粋のアメリカ人でも4番まで知っている人は少ないようです。この歌は、「TheStar-Spangled-Banner:星のきらめく旗」と言うタイトルで、独立戦争で勇敢に戦って砦を死守して星条旗を掲げているのを敵艦内から見て感動した米人弁護士の思いを歌ったものです。


MLBが発足して10年目の1910年4月14日のことでした。歴代大統領では一、二位を争う巨漢で知られている体重160キロの米国第27代大統領タフト氏がこの日、ワシントンのグリフィススタジアムで行われたセネタース―アスレチックスの試合に先だって始球式を行いました。野球好きの同大統領はそのまま試合を観戦し続けましたが、さすがに巨漢の身での小さな椅子での観戦に疲れたのか、7回表が終わった時に立ち上がって背伸びしたところ、観客が大統領が帰るものだと思い込んで、敬意を表して見送りのために一斉に立ち上がりました。

このことが発端となって、7回表が終わった時に観客が一斉に立ち上がって体を伸ばす「7th inning strech」が行われるようになりました。そして、その前年の1909年にJack Norworthという歌手がマンハッタンに向かう電車の中でわずか15分で書き出した歌が原型となって、その歌詞の一部を「7th inning strech」の際に観客全員で斉唱する習慣が出来上がり今日に至っております。ここをクリックするとそのメロディーがBGMで流れてきます。

この歌は、Katie Caseyという女性が恋人にデートに誘われたのに野球好きだったため「野球の方がいいので野球場に連れてって」と言う内容の次の歌詞からなっており、このうち白い字の部分を観客全員が総立ちして歌うようになりました。そして、この歌詞の「 home team」のところでホームチームの名前を入れることになっております。

Katie Casey was baseball mad
Had the fever and had it bad
lust to root for the home town crew
Ev'ry sou Katie blew
On a Saturday her young beau
Called to see if she'd like to go
To see a show but Miss Kate said. "No.
I'll tell you what you can do"

ケイティ・ケイシーは野球に夢中
熱に浮かされひどいもの
地元チームの応援に
財布の中身はすっからかん
ある土曜日に恋人が
デートに誘いにやって来た
「ショーはいやよ」とミス・ケイト
「連れていくならここにして」

Take me out to the ball game
Take me out with the crowd
Buy me some peanuts and Cracker Jack
I don't care if I never get back
Let me root, root, root for the home team
If they don't win it's a shame
For it's one, two. three strikes you're out
At the old ball game

私を野球に連れてって
みんなといっしょに連れてって
ピーナッツとクラッカージャックを買ってくれたら
もう家になんか帰らなくていい
地元チームをガンガン応援したい
負けちゃったらしゃくだけど
だってワン・トウー・スリーストライクでアウト
それが野球ってものだから


Katie Casey saw all the games
Knew the players by their first names
Told the umpire he was wrong all along
good and strong
When the score was just two to two
Katie Casey knew what to do
Just to cheer up the boys she knew
She made the gang sing this song

ケイティは全試合を見ていたし
選手のファーストネームだって知っている
蓄判に間違ってるって
すごい迫力で野次ってしまう
スコアが2対2になった時に
ケイティ・ケイシーはひらめいた
大好きな選手たちを元気づけるのに
みんなにこの歌を歌わせた




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