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大リ−グ゙物語(God Bless America) 大リ−グ゙物語(G整備の面白さ)

アメリカでセレモニーの時に歌われる曲として、次の三つが有りますが、題名が国歌風ですので、国歌と間違えられことが多いようです。

「星条旗よ永遠なれ」(The Stars and Stripes Forever)
「星のきらめく旗」(Star-Spangled Banne)
「アメリカに神の祝福あれ」(God Bless America)

この中で、正真正銘、アメリカ国歌として公認されているのが、一昨日この日記で採り上げました「星のきらめく旗」です。この歌詞の冒頭からの「Oh, say can you see, ・・・・・broad stripes and bright stars あの立派な縞模様と輝く星々の旗が消えるか・・・」の歌詞から判るように星条旗を対象にしていることから、「星条旗よ永遠なれ」と混同される方が多いようです。

そして、更に一昨年のNY同時テロ以来、「アメリカに神の祝福あれ」がセレモニーや大統領の演説の後で、「God Bless America」と言う言葉が頻繁に使われるようになってから、これがアメリカ国歌ではないかと思われる 方が増えているようです。特に、昨日採り上げました「球場に連れてって」を斉唱する前に、著名な歌手がアカペラで独唱すると選手や観衆が起立して手を胸に当てて聞き入る姿が見られるようになりましたので尚のことです 。この歌は、Irving Berlin の次の作詞によるもので、そのうち白文字の部分が歌われます。この歌はアメリカの有名歌手によって歌われておりますが、私はセリ−ヌ・ディオンの歌が好きです。 (ここからアクセスして彼女の美声を無料で試聴されるようお奨めします)

While the storm clouds gather far across the sea,
Let us swear allegiance to a land that's free,
Let us all be grateful for a land so fair,
As we raise our voices in a solemn prayer.

海の遙か彼方に嵐の雲が立ちこめる中
自由の国に忠誠を誓おう
あくまでも公正な国に感謝し
厳粛な祈りを唱えよう

God Bless America,
Land that I love.
Stand beside her, and guide her
Thru the night with a light from above.
From the mountains, to the prairies,
To the oceans, white with foam
God bless America, My home sweet home.

アメリカに神の祝福がありますように
私が愛する国
この国を守り、導き
高みから光を照らし夜通し見守ってくれますように
山々から草原まで
白い波の泡が散る海原まで
神が我が祖国アメリカを祝福してくれますように


ニューヨークのヤンキースタジアムで活躍する松井選手のプレーを衛星テレビでご覧になった方ならお気付きのことと思いますが、5回が終了しますと10人前後の整備員がグランドをならすトンボを持ってある音楽に乗って颯爽と登場して、音楽のリズムに合わせてトンボでグランド整備を始めるのです。ここまでだったら、日本の球場でも見られる風景ですがこの後が面白いのです。

実は、この音楽がニューヨークに縁の深い歌手のビレッジピープルの79年大ヒット曲「YMCA」で、日本でも同じ曲を西条秀樹さんが「ヤングマン」タイトルで歌って大ヒットしております。メロディーが「ワイ エム シー エー」のところまでくると、彼等はグラウンドをトンボを置いてコミカルな仕草で踊り出すのです。すると、スタンドのファン等も一体となって音頭をとりますので球場全体が和やかな雰囲気に包まれます。

雨でゲームが中断した時のMLBのグラウンド・キーパーたちの動きもとても機敏です。中断が決まると40メートル四方もあるシート手早くグランドに敷き詰め、再開が決まると、シート上に貯まった水を所定の排水面に誘導しながらシートを巻き取っていくにが実にリズミカルかつスピーディーで見ていて気持いいくらいです。MLBは選手だけでなく、球場関係者もまさにMLBだなと思わずにはいられません。


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