−日記帳(N0.756)2003年12月22日−
上海・蘇州・無錫旅行旅行第四日


今日は帰国の日です。出発が上海・浦東空港10:15発のNH922便で、その2時間前の8時過ぎには空港に着く必要が有り、ホテルから空港まで1時間以上は掛かることから7時からのホテルの朝食を摂る余裕は有りません。そこで、パンや果物の弁当がバスの車内で配られました。私はパンやコーヒーが苦手ですので一切口にしないで機内食まで絶食することにしました。

出国カードを書いてゲートをくぐる時、自動的に体温が測定され、38.5度以上あるとそこで「待った」がかかります。SARS対策のための処置でした。予定どおり成田に着きましたが、途中富士山が綺麗にみえました。 私は静岡の生まれですので富士山は見慣れておりましたが、上空からこれだけはっきりと綺麗に見たことはありませんでしたので暫しの間その景色に見とれておりました。

今回の旅行は、友人たちが上海に行って、その経済発展の速さに驚嘆して日本が近々追い抜かれるのではと心配してくるのでその思いを実感することが目的で、そのついでに失恋したて中国に旅した日本の男性を唄った「無錫旅情」のコースを体験したかったからでした。 この旅を通して、発展の陰に隠れた数々の社会的歪みを数多く垣間見た思いがして、友人たちが心配するほどでもないと勝手に解釈しました。こうした分析は帰国後に日記で触れることにして、ひとまずこの旅行記を終えたいと思います。歴史やら、株やら、環境問題やらに紙面をさき過ぎて旅行記にはなっていないかも知れませんが、ここまで辛抱強くお読み頂き有り難うございました。






車窓から観られた富士山
(機内はこの景色に騒然としました)


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