−日記帳(N0.1298)2005年06月30日− −日記帳(N0.1299)2005年07月01日−
クールビズはナンセンス
6月度日銀短観、3期ぶりに改善


この夏は省エネ対策目的で、ノーネクタイ、ノー背広のクールビズが、閣僚、国会議員、官庁を中心に採用されつつありますが、どうも評判はいまいちのように思われてなりません。特に評判が悪いのは、長袖のYシャツにノーネクタイのようです。

何故なら、長袖のYシャツはネクタイと組み合わされてこそ、その機能と格好がつくのであって、ネクタイが無いと単に省いたとの印象が強く、見る人に決していい印象を与えないように思うのです。男性ににとって、スーツ、Yシャツ、ネクタイの三つを組み合わせれば、あれこれ考えなくても何とか様になるのです。言い換えれば、この三つの基本要素があまりにも強く結びつきあっておりますので、その一つでも欠けると違和感を与えてしまうのです。

在職中はこの三つの基本要素で過ごしてきたサラリーマンが定年退職して戸惑うのは、この三つの基本要素から離れた服装をする時です。ネクタイを締めることであれこれ考えなくて済んだのに、ネクタイを締めないと、どんなズボン、シャツを着ていいのか戸惑うのです。これまでは、三つの基本要素で選択する必要がなかったのが、シャツひとつとってみても実に様々な種類が有り、その選択に迷ってしまうのです。

よく、会社の慰安旅行などで、三つの基本要素のスーツスタイルから離れてカジュアルな服装をすると、とても格好よく見られる場合がよく有ります。つまり、本当の男のおしゃれはスーツスタイルではなくカジュアルな服装の中に有るように思われます。

従って、クールビズは、ネクタイを省略すると言う考え方ではなく、脱スーツ、脱ネクタイ、脱Yシャツの中で真のカジュアルなおしゃれを追求すべきだと私は思います。服装は、相手にもさわやかさ、格好よさの印象を与える必要が有ると思います。特に政治家のように常に人目に触れる方々この点に留意すべきと思います。



今朝9時前に発表された6月の日銀短観(企業短期経済観測調査=企業の景況感を示す業況判断指数DI)によると、大企業・製造業でプラス18と、前回の3月調査より4ポイント上昇し、3期ぶりに改善されれていることが判りました。その結果、原油の史上最高値、NY株価の下落などのマイナス材料が重なったにも関わらず、日経平均は前日より約46円高で引けました。

大企業・製造業では、デジタル家電の好調により電気機械が6ポイント上昇してプラス3、業績好調な鉄鋼で4ポイント上昇してプラス60など、幅広い業種で改善効果が反映されました。大企業・非製造業も4ポイント上昇してプラス15と、1992年2月調査以来13年4か月ぶりの高水準となり、年後半に踊り場からの脱却を見込む日銀の景気回復シナリオを裏付ける結果となりました。また、中小企業・製造業も3期ぶりに改善してプラス2となりました。

ただ、3か月後の景気の先行きを予想したDIは、中国向け輸出の伸び悩み、原油高や海外経済の不透明感を背景に大企業・製造業は今回の6月調査より1ポイント低下のプラス17、大企業・非製造業も1ポイント低下のプラス14と、先行きには依然慎重な見方が多いのが気になります。


前 頁 へ 目 次 へ 次 頁 へ
inserted by FC2 system