今日でプロ野球は前半戦を終了しました。
交流戦に入る前は、中日が2位の阪神を5ゲーム離して独走態勢
に入る勢いを見せ、ヤクルト、横浜、巨人、広島の順でした。
ところが交流戦が終わり、前半戦を終了した今日の時点で次の
ようになりました。
阪神が中日に引き離されていた5ゲーム差を逆に5ゲーム差引
き離して首位に立ちました。つまり、約2ケ月半の間に、実に
10ゲーム差を縮めたことになります。
阪神は交流戦で21勝13敗で4ゲーム差、再開後17勝7敗で5ゲーム
差で合計9ゲーム差を縮めたのに対して、中日は交流戦で15勝
21敗でマイナス3ゲーム差、再開後13勝9敗で2ゲーム差で、
合計マイナス1ゲーム差となったため、プラス9ゲーム差を縮めた
阪神との差が10ゲームになったわけです。
順位 球団 勝 負 引 勝率 差 本塁打 打率 防御率
1 阪 神 53 34 4 .609 - 74(5) .272(2) 3.14(1)
2 中 日 48 39 0 .552 5.0 75(4) .269(4) 4.18(4)
3 横 浜 41 40 3 .506 4.0 85(3) .263(5) 3.80(2)
4 ヤ クルト 40 44 0 .476 2.5 69(6) .271(3) 4.03(3)
5 巨 人 39 46 4 .459 1.5 127(1) .262(6) 4.73(6)
6 広 島 33 52 2 .388 6.0 102(2) .273(1) 4.72(5)
( )内は順位
これを、例によってchasuke式の評価法によって、打率、防御率、
本塁打数で評価点を算出すると次のようになります。
阪神が5.22でトップになるのは理解できますが、広島が現実は最
下位なのに、この評価では2位にランクされるのと、現実は2位
の中日がこの評価では5位にランクされるのが理解できません。
打率1位、本塁打2位で、ここまでは阪神より評価点は高いのに、
防御率が広島6位に対して阪神1位で、ここで大きく差がでて一気
に最下位の6位に転落してしまいました。また、中日は、打率、
防御率、本塁打数とも4位ですが、大差で負け、僅差で勝って効率
のいい勝ち方をしているため現実は2位になっているものと考えら
れます。
順位 球団 打率 防御率 本塁打 評価点
1 阪 神 1.5×1.4 + 1.6×1.2 + 1.2×1.0 =5.22
2 広 島 1.6×1.4 + 1.2×1.2 + 1.5×1.0 =5.18
3 横 浜 1.2×1.4 + 1.5×1.2 + 1.4×1.0 =4.88
4 ヤ クルト 1.4×1.4 + 1.4×1.2 + 1.1×1.0 =4.74
5 中 日 1.3×1.4 + 1.3×1.2 + 1.3×1.0 =4.68
6 巨 人 1.1×1.4 + 1.1×1.2 + 1.6×1.0 =4.46
参考までに、セ6球団の交流戦での成績は次の通りでした。
ここでも、阪神は打率3位、本塁打5位でしたが、防御率でダント
ツの1位で圧倒的な強さで首位を確保しているのに対して、中日
は打率、防御率、本塁打ともに最下位で散々でした。
順位 球団 勝 敗 引 勝率 本塁打 打率 防御率
3 阪神 21 13 2 .618 33(5) .268(3) 3.40(1)
4 巨人 18 14 4 .563 53(1) .270(2) 4.13(4)
5 ヤクルト 20 16 0 .556 30(4) .281(1) 3.73(2)
6 横浜 19 17 0 .528 38(2) .260(5) 3.93(3)
9 中日 15 21 0 .417 18(6) .254(6) 4.74(6)
11 広島 11 24 1 .314 36(3) .267(4) 4.47(5)
これを、chasuke式の評価法によって、打率、防御率、本塁打で
評価点を算出すると次のようになります。阪神より巨人、ヤクルト
が上位になっているのが意外ですが、ここでも阪神の防御率1位が
効いているのが判ります。やはり、優勝するには投手力がカギを握
ることが絶対条件であることを物語っております。
順位 球団 打率 防御率 本塁打 評価点
1 巨 人 1.5×1.4 + 1.3×1.2 + 1.6×1.0 =5.26
2 ヤ クルト 1.6×1.4 + 1.5×1.2 + 1.2×1.0 =5.24
3 阪 神 1.4×1.4 + 1.6×1.2 + 1.3×1.0 =5.18
4 横 浜 1.2×1.4 + 1.4×1.2 + 1.5×1.0 =4.86
5 広 島 1.3×1.4 + 1.2×1.2 + 1.4×1.0 =4.66
6 中 日 1.1×1.4 + 1.1×1.2 + 1.1×1.0 =4.20
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