−日記帳(N0.1318)2005年07月20日− −日記帳(N0.1319)2005年07月21日−
プロ野球前半戦終了して
今年のセ・リーグの順位を予想


今日でプロ野球は前半戦を終了しました。
交流戦に入る前は、中日が2位の阪神を5ゲーム離して独走態勢
に入る勢いを見せ、ヤクルト、横浜、巨人、広島の順でした。
ところが交流戦が終わり、前半戦を終了した今日の時点で次の
ようになりました。

阪神が中日に引き離されていた5ゲーム差を逆に5ゲーム差引
き離して首位に立ちました。つまり、約2ケ月半の間に、実に
10ゲーム差を縮めたことになります。
阪神は交流戦で21勝13敗で4ゲーム差、再開後17勝7敗で5ゲーム
差で合計9ゲーム差を縮めたのに対して、中日は交流戦で15勝
21敗でマイナス3ゲーム差、再開後13勝9敗で2ゲーム差で、
合計マイナス1ゲーム差となったため、プラス9ゲーム差を縮めた
阪神との差が10ゲームになったわけです。

順位 球団 勝 負 引 勝率  差 本塁打  打率  防御率
 1  阪 神 53 34  4 .609   -   74(5) .272(2) 3.14(1) 
 2   中 日 48 39  0 .552  5.0  75(4) .269(4) 4.18(4) 
 3   横 浜 41 40  3 .506  4.0  85(3) .263(5) 3.80(2) 
 4   ヤ クルト 40 44  0 .476  2.5  69(6) .271(3) 4.03(3) 
 5  巨 人 39 46  4 .459  1.5 127(1) .262(6) 4.73(6) 
 6   広 島 33 52  2 .388  6.0 102(2) .273(1) 4.72(5) 
( )内は順位


これを、例によってchasuke式の評価法によって、打率、防御率、
本塁打数で評価点を算出すると次のようになります。
阪神が5.22でトップになるのは理解できますが、広島が現実は最
下位なのに、この評価では2位にランクされるのと、現実は2位
の中日がこの評価では5位にランクされるのが理解できません。

打率1位、本塁打2位で、ここまでは阪神より評価点は高いのに、
防御率が広島6位に対して阪神1位で、ここで大きく差がでて一気
に最下位の6位に転落してしまいました。また、中日は、打率、
防御率、本塁打数とも4位ですが、大差で負け、僅差で勝って効率
のいい勝ち方をしているため現実は2位になっているものと考えら
れます。
 
順位 球団  打率     防御率   本塁打 評価点
 1 阪 神 1.5×1.4 + 1.6×1.2 + 1.2×1.0 =5.22 
 2 広 島 1.6×1.4 + 1.2×1.2 + 1.5×1.0 =5.18 
 3 横 浜 1.2×1.4 + 1.5×1.2 + 1.4×1.0 =4.88
 4 ヤ クルト 1.4×1.4 + 1.4×1.2 + 1.1×1.0 =4.74 
 5 中 日 1.3×1.4 + 1.3×1.2 + 1.3×1.0 =4.68 
 6 巨 人 1.1×1.4 + 1.1×1.2 + 1.6×1.0 =4.46 

参考までに、セ6球団の交流戦での成績は次の通りでした。
ここでも、阪神は打率3位、本塁打5位でしたが、防御率でダント
ツの1位で圧倒的な強さで首位を確保しているのに対して、中日
は打率、防御率、本塁打ともに最下位で散々でした。

順位 球団  勝 敗 引 勝率  本塁打 打率  防御率
 3   阪神  21 13  2 .618  33(5) .268(3) 3.40(1) 
 4   巨人  18 14  4 .563  53(1) .270(2) 4.13(4) 
 5   ヤクルト  20 16  0 .556  30(4) .281(1) 3.73(2) 
 6   横浜  19 17  0 .528  38(2) .260(5) 3.93(3) 
 9   中日  15 21  0 .417  18(6) .254(6) 4.74(6) 
11   広島  11 24  1 .314  36(3) .267(4) 4.47(5) 

これを、chasuke式の評価法によって、打率、防御率、本塁打で
評価点を算出すると次のようになります。阪神より巨人、ヤクルト
が上位になっているのが意外ですが、ここでも阪神の防御率1位が
効いているのが判ります。やはり、優勝するには投手力がカギを握
ることが絶対条件であることを物語っております。

順位 球団  打率     防御率   本塁打 評価点
 1 巨 人 1.5×1.4 + 1.3×1.2 + 1.6×1.0 =5.26 
 2  ヤ クルト 1.6×1.4 + 1.5×1.2 + 1.2×1.0 =5.24 
 3  阪 神 1.4×1.4 + 1.6×1.2 + 1.3×1.0 =5.18 
 4  横 浜 1.2×1.4 + 1.4×1.2 + 1.5×1.0 =4.86
 5  広 島 1.3×1.4 + 1.2×1.2 + 1.4×1.0 =4.66 
 6  中 日 1.1×1.4 + 1.1×1.2 + 1.1×1.0 =4.20 
 


昨日の分析結果に、同様の予想を加えてセ・リーグの最終
順位を予想してみたいと思います。
まず、後半戦の各球団毎に打率、防御率、本塁打の戦力が
前半戦に対してどのように推移するかを予想してみます。

順位 球団   本塁打    打率    防御率
 1  阪 神  5位→5位  2位→2位  1位→1位  
 2   中 日   4位→4位  4位→4位  4位→3位   
 3   横 浜   3位→2位  5位→5位  2位→2位      
 4   ヤ クルト   6位→6位  3位→1位  3位→4位       
 5  巨 人   1位→1位  6位→6位  6位→6位      
 6   広 島   2位→3位  1位→3位  5位→5位   

順位変更の説明:

・本塁打:
 横浜の本塁打の順位を3位→2位にしたのは、横浜の多村の
 8月からの復帰、広島・新井の不調を見込んだことによる。
・打 率:
 ヤクルトを3位→1位、広 島を1位→3位にしたのは、ヤクル
 トのラミレス、古田の完全復帰、広島・新井の不調を見込
 んだことによる。(広島・新井はこの9試合でヒット僅か
 に1本で打率を.342から.307まで落としている)
・防御率:
 中日を4位→3位にし、ヤクルトを 3位→4位にしたのは、
 中日の朝倉、マルティネスが完全復調したのに対して、
 ヤクルトには対抗できる材料見当たらないことによる。 

以上の順位によって評価点を算出し、評価点の大きさ順に、
後半戦だけの順位を予想すると次にようになります。

順位 球団  打率     防御率   本塁打 評価点
1  阪 神 1.5×1.4 + 1.6×1.2 + 1.2×1.0 = 5.22 
2 横 浜 1.2×1.4 + 1.5×1.2 + 1.5×1.0 = 4.98
3  ヤ クルト 1.6×1.4 + 1.3×1.2 + 1.1×1.0 = 4.90 
4  中 日 1.3×1.4 + 1.4×1.2 + 1.3×1.0 = 4.80   
5  広 島 1.4×1.4 + 1.2×1.2 + 1.4×1.0 = 4.90 
6 巨 人 1.1×1.4 + 1.1×1.2 + 1.6×1.0 = 4.46 

やはり、阪神がダントツの首位で、中日は横浜、ヤクルト
に抜していります。これに、前半戦の成績を反映した修正
評価点を加算すれば最終順位が決ります。

前半戦順位   球団 前半戦評価点  修正評価点
  1    阪 神   5.22 →  5.20
  6    広 島     5.18 →    4.45
  3    横 浜     4.88  →    4.90
  4    ヤ クルト     4.74 →    4.75
  2    中 日     4.68 →    5.05
  5    巨 人     4.46 →    4.60

順位   球団 前半戦評価点 後半戦評価点 合計評価点
 1   阪 神   5.20  +   5.22   =   10.42 
 2   横 浜    4.90    +    4.98    =    9.88
 3    中 日     5.05    +    4.80   =    9.85 
 4  ヤ クルト     4.75    +    4.90   =    9.65
 5    広 島    4.45    +    4.90   =    9.35
 6  巨 人    4.60    +    4.46   =    9.06

阪神が優勝を逃すとすれば、それはウイリアムス、藤川、
久保田の勝利の方程式が成立しなくなるような先発、中
継ぎ、押さえに故障者が続発した時ですが、まず有り得
ないことと思われます。横浜が優勝するとすれば、多村
が完全復活して、三浦、斉藤、土肥、門倉の4本柱が確
立した時、中日が優勝するとすれば、朝倉、山井、野口
が完全復活して川上、マルチネス、山本昌を加えた6本
柱が確立してかつ荒木が昨年並みの出塁率を確保して、
阪神との残り10試合を7勝3敗以上で乗り切る時でしょう。
広島、巨人に優勝の可能性はゼロと考えていいでしょう。


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