−日記帳(N0.1410)2005年10月24日− |
紅葉の乗鞍へバス旅行(続)
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−日記帳(N0.1411)2005年10月25日− |
待望の釣り用新艇到着 |
待望の新艇(メカーのPR画像で実物に非ず) |
新艇と言えば、聞こえがいいのですが、早い話、いわゆるゴムボートです。「いわゆる」と敢えて言いましたのは正確に言いますとプラスチック製の膨張式ボートであるからです。現在、私は2艘のゴムボートを所有しておりますが、1艘は大き過ぎて一人で持ち運びするには重過ぎること、もう1艘は老化してきたことから新艇を必要としておりました。そして、どうせ買い換えるなら、同じ膨張式ボートなら、材質がこれまでのゴムではなくプラスチックスの方が傷が付き難く走行性もいいのではと考えました。 これまでゴムボート使われていたゴム材質はクロロプレンと言う合成ゴムでしたがゴム一層のため硬い物や鋭利な物に接触すると傷つい穴が開いて中の空気が漏れる恐れが有りました。ところが最近、このゴムの代わりに高強度のポリエステル繊維クロス材の両面に塩化ビニル樹脂を貼り付けた強化プラスチックスシートが開発され人気を博するようになりました。川下りなどにに使われている膨張式ボートは材質がゴムの場合、岩などに当たると破損する恐れが有りますが、強化プラスチックスシートならその危険性が少ないため使われているようです。 現に、私のゴムボートもこの8年間使用している間に100ケ所以上の傷が発生しその都度補修してきたため継ぎ接ぎだらけの見苦しい外観を呈するようになり、釣り仲間たちが心配して買い替えを奨めることしきりでした。彼等のボートは全て、ゴムや強化プラスチックスシート製ではなくFRPの組立式ですので、このような心配をする必要が無いことから、FRP製ボートを奨めるのですが、私の自宅の事情でFRP製ボートに買い換えることが出来ません。 FRP製ボートは膨張式ボートのように折り畳むことが出来ませんので、現在私が乗っているセダンではそのトランクケースに収納出来ません。専用の軽トラか兼用のワンボックスカー等が必要ですが、私としてはセダンから変える気は有りませんし、セカンドカーとして軽トラを駐車させるだけのスペースが自宅の宅地内には有りませんので、セダンでも運べる膨張式ボートしか購入できないわけです。 日本で乗り物には免許や検査が付き物ですが、この新艇のような人、一人しか乗れないような小さなボートでも船外機を付けると、車の免許証に相当する海技免状が、車検に相当する船検が必要になります。我々釣り人の場合は20トン未満で5海里以内の平水域限定の2級小型船舶操縦士の海技免状が必要で、5年に1回更新が必要となります。また船検は、定期検査と中間検査とが有り、最初の検査から6年毎に定期検査が、その中間3年目に中間検査が有りますので、ほぼ車検と同じような間隔で検査を受けなくてはなりません。特に、最初の検査では数多くの法定備品が必要となりますが、所轄官庁の国土交通省の天下り先のメーカー製を指定されるため一般市販品よりかなり割高になり問題になっております。 ところが、珍しいことに、小泉内閣の規制緩和方針により平成15年12月から長さ3メートル未満、かつ2馬力未満の船舶では、海技免状も船検も不要となりました。今回の新艇はこの規制緩和に合致したボートですので、今後は面倒な船検が不要になり、海技免状も永久免許ですので必要が生じた時に更新すればよいことになりました。 このため、最近、ボート釣り人口が急増しております。事故が急増するとまた逆戻りしかねませんのでお互いに事故を起こさないで楽しくヲボート釣りをしたいものです。 |
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