ニュ−ジーランド紀行記(歴史)

    1000年:  ポリネシア人たち(マオリ人の祖先)の移住が始まる
    1200年:  移住がピークに達する
    1642年:  オランダ人探検家アベル・J・タスマンがこの大地を発見。
            それまでマオリ族の「アオテアロア=白く長い雲のたなびく国」と呼ばれていたのを、母国オラ
            ンダのゼーランド州にちなんで「ノヴァ・ゼーランド」と命名しました。
            これを英国語読みしてニュージーランドになりました。

    1769年:  イギリス人の探検家キャプテン・J・クックが帆船エンデバー号でこの地訪問。
    1820年:  マオリ人部族間でに抗争激化
    1839年:  オーストラリア・ニューサウスウェールズ州がニュージーランドを併合。
    1840年:  イギリスとマオリの総長達との間でワイタンギ条約が結ばれ、事実上ニュージーランドはイギ
             リスの植民地となる。コロラレカ(今のラッセル)は捕鯨の基地として栄え、翌年にはコロラレ
             カから数キロ離れたラッセル(今のオキアト)にニュージーランド最初の首都が置かれた。
    1841年:  ニュー・サウスウェールズ州からの独立を宣言。
    1861年:  南島のオタゴ地方で金鉱が発見され、ゴールドラッシュが起こった。
    1864年:  ワイカト戦争終結をもって一連のマオリ人との戦争は収拾、南島ウエストコーストで金発見。
    1865年:  首都をオークランドからウェリントンに移転。
    1867年:  マオリ復興運動が始まり、マオリ族の政治的権利が確立され、マオリ人に4議席を割当。
    1879年:  成人男性に選挙権。
    1893年:  婦人に選挙権。
    1898年:  老齢年金法導入(その後の社会福祉法の先駆けとなる)。
    1907年:   ニュージーランドが英連邦自治領(ドミニオン)の地位を獲得。
    1908年:  北島主要鉄道開通。アーネスト・ラザフォードがノーベル科学賞を受賞
    1914年:  第一次世界大戦勃発、エジプトにニュージーランド・オーストラリア連合軍として軍隊派遣
    1916年:   徴兵制を導入。
    1935年:  労働党が初の政権を獲得。
    1941年:  対日戦始まる。
    1950年:  朝鮮戦争に陸・海軍を派遣。ウールブーム到来。上院を廃止。
    1951年:  米国、オーストラリア、ニュージーランドがANZUS条約に調印。
    1953年:  エリザベス二世王女、初のニュージーランド訪問。
    1985年:  米国軍艦”ブキャナン”の寄港を拒否。NZドルがフロート制に移行。グリーンピースの所有船
            ”虹の戦士号”が仏・諜報員により爆沈。

    1986年:  G.S.T.(消費税、税率10%)導入。ローマ法王来訪。
    1987年:  オーストラリア・アンセット航空が国内線に進出。
             核艦艇の寄港を禁ずる反核立法。35年ぶりに黒字予算を編成。

    1990年:  エリザベス女王、ワイタンギ条約調印150周年記念式典参列のため来訪。国民党6年ぶりに
             労働党から政権奮回。
    1991年:  ”虹の戦士号”爆沈事件で拗れたフランスとの関係修復。
    1993年:  宮沢首相、日本の首相として8年振りにニュージーランドを訪問。ボルジャー首相、始めて日
             本、韓国、中国を訪問。

    1995年:  ニュージーランドの非核政策が原因で関係のこじれていた米国をボルジャー首相が訪問、
            首相の訪米は11年振り。ボルジャー首相、ワイカト、タイヌイ地区のマオリを130年前に不当
            に殺害、土地を違法に没収したことを初めて公式謝罪。純公的債務がGDPの40%に低下。
            アメリカズカップ(ヨットレース)でチームニュージーランド艇が優勝、日本のスーパーマーケッ
            トが輸入したミネラルウォーターに異物が混入。ムルロア環礁 での仏核実験再開に反対。

    1996年:  国際経営研究所(本部スイス)がニュージーランド企業の国際競争力は世界10位 と発表
    1999年:  自動車関税撤廃で、三菱、日産、本田、トヨタが組立工場を相次いで閉鎖。 キリンビール
            がNZ最大のビールメーカーのライオン・ネイサンを買収。

前 頁 へ 次 頁 へ
Pー1
inserted by FC2 system