講座集 第5章

11章 日本の節電について

先週、ニュージーランドに観光旅行してきましたが、郊外の交差点では信号機が無くロータリー式になっているのにまず驚きました。 そして街中で自販機は旅行中は一切見かけなかったこと、道路沿いの照明塔の設置数も極端に少なく暗かったことにも違和感を覚えました。

ニュージーランドでは非核宣言をして原子力発電を放棄し更により地球に優しい発電をするために80%以上を水力発電に依存している事情もあって国を挙げて節電をしていることから、自販機や信号機のように24時間電力を消費するような設備を排除しているとのことでした。

ホテルの部屋のコンセントはスイッチ付きでコードを外さずに待機電力をカット出来るようになっていました。
こうした傾向は欧米にも共通しており、スペインに至ってはトイレの照明も未使用時には自動的にカットされるしくみになっており、扉の施錠が不完全だったのか使用時に突然真っ暗になったのに驚いたことが有ります。

右側の衛星から見た日本とニュージーランドの夜景( 本サイトリンクのお勧めサイトより) を見比べて見て下さい。
人口密度が相当異なりますので一概に比較は出来ませんが、日本では三大都市圏だけでなく列島全体が白っぽく写っているのに対してニュージーランドの南島や北朝鮮、中国の暗さが目立ち、電力消費の実態がこの夜景画像に反映されており、やはりこの画像からも日本の豊かな電力消費の実態が垣間見られるように思いますのでその実態を次に数字面で検証してみたいと思います。

衛星から見た日本列島の夜景
三大都市圏がブロック状に、札幌、仙台、岡山、広島
が電力使用密度ni 比例して点状に白く輝いている。
海上の白い輝きは雷と思われる。
衛星から見たニュージーランドの夜景
一番白く輝いているのが全人口の1/4が集中
しているの北島(上)の100万都市オークランド
2番目が首都のウエリントン

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