スペイン旅行記

8章 ホテルにて
スペインでは政府の観光立国政策により、ホテルは全て五階級の一つ星から五つ星に分類指定されており、今回のツアーで泊まったホテルは三つ星か四つ星で、TV、バス、トイレにミニバー、セーフテイーボックス、ドライヤーはほとんど付いており等級が上がると室内スペースが広くなるようでした。

日本人は湯船にして入浴しますが、湯船に入ったままで石鹸で体を洗うのは私にとっては至難の技でうまくいかないので、湯船に浸かった後で西欧流にシャワーリングしながら石鹸で洗うのですが、どうもうまく洗えずいつも苦労しますが、みなさんはどうされているのでしょうか。

それにしても、ホテルのタオルは何故あんなにゴワゴワで硬いのでしょう。 自宅のウオッシュレットに慣れているので、トイレットペーパーを使うのが嫌になり、ビデに座って洗ったまでは良かったのですが、男性には余分な突起物が有るのでそこが濡れてしまい、ペーパーで拭くと破れて細かく付着して取り除くのが面倒なので、あのゴワゴワのタオルで拭いてもうまくいかず閉口しました。

もっといい方法が有ればどなたか教えて頂きたいものですが、世の女性はどのように使用しているのでしょう。 

9章 セビーリャにて(マドリードから600キロ)
コルドバから、中国の桂林の山並みに似たシエラネバダ山脈の険しい山道を、グアダルキビール川に沿って100キロあまりを登って下りて行くと、スペイン第4の都会で、アンダルーシア地方の代表的な都市、闘牛とフラメンコ、歌劇「セビリアの理髪師」、「ドン・ファン」、「カルメン」で有名なセビーリャに到着しました。
ここでは、カルメン姓の女性は5人1人と多く、黒い瞳の美人で有名ですが、我々のツアーではフラメンコダンサー以外には、そのような美人にお目にかかって、目を保養するチャンスに恵まれなかったのは残念でした。
セビーリャのシンボルのヒラルダの塔は頂上にある高さ4メートルもある風見が有名で、幸いにもその風見が修理のため地上に下ろされていたため間近かで見ることが出来ました。
この塔は97.5メートルあり70メートルまでは坂道で登れるので後ろから来るツアーのオバサン達に追いつかれないよう最初から勢いよく登っていくうちに息切れしてしまいました。

しかし、男の名誉にかけても途中で休憩して彼女達に追い抜かれるわけにいかないので、無理してそのまま登り切って完全にバテたところで彼女達に追いつかれ、冷笑されながら同情され情けない思いをしました。

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