スペイン旅行記

11章 バレンシアにて(マドリードから1200キロ)
グラナダから地中海沿いに500キロ(ほぼ東京・大阪間)で、バレンシアに到着しますが、如何に高速道路を、100キロ以上で走るにしても、昼まで着くためには朝7時に出発する必要があります。
しかし、そんなに早くホテルの朝食はでないので、まだ暗い中をホテル調達の弁当を持ってバスに乗り込んだものの、弁当が私の食べられないパンやサンドウイッチなので欠食せざるを得なく辛いバス旅行になりました。

バレンシアはスペイン第3の都会で、オレンジ、米の産地、その米を使ったパエリア料理で有名なので、久しぶりにごはんが食べられると空き腹を我慢して楽しみにしていたら、これがとんでもない間違いでした。
パエリア料理は生米をパエリアパンに入れ、肉や魚介類を入れて炊くというよりは煎るわけですからごはんに芯が残るのは当然で、軟らかな炊きゴハンに慣れている日本人には不向きなようです。
肉はウサギなので敬遠して、砂利っぽい貝類をなんとか食べましたが、スペインではこれは前菜なので、そのつもりで食べれば結構いけそうな気がしました。
海外旅行するには、何んでも食べられるように日頃から訓練しておく必要性を思い知らされました。


最後のイスラム王朝を象徴する彫刻

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