スイス旅行記

3章 第2日 フルカ峠を越えローヌ氷河からツエルマットへ

水の密度は摂氏4度で最大になりますので氷結すると僅かに膨張しその膨張圧が強大な圧力となって岩盤に作用しますが同様の現象が食品を冷凍する際に起こり、その食品の組織が膨張圧で壊れてしまうので冷凍品は味が落ちたりコーラ等を冷凍室で凍らすと割れるのも同じ理由です。

マッターホルン等スイスアルプス4000m峰48座のうち29座がその周囲に集中しているツエルマットは3700人の人口ながら全世界のアルピニストの憧れであり、高峰と氷河の観光の村でもあり、日本の温泉宿のように土産物屋や高級ホテルが立ち並ぶ洒落た街、また電気自動車や馬車以外は乗り入れが禁止されている静かな街でもありました。

この街には夕方の6時頃着いたのですが宿泊先のホテルの近くから右の写真のようにマッターホルンが見えました。 日本びいきの女主人が経営する、四ツ星のこのホテルは、食器は銀製、皿はドイツの名門ロ−ゼンタール社製の上、ご飯、麺類、味噌汁、海苔等の日本食が用意され、庭もコンセントも日本式、トイレもドイツのゲベリット社製のウオッシュレット、浴室もバスタブを高くして間仕切るなどして日本人向きに作られており日本人ツアー客に大好評でした。

早起きしてホテルの近くの橋に行ったところ既に大勢の日本人達が朝焼けのマッターホルンを写真にとっていました。その時に撮影したのが右の写真です。

ローヌ氷河氷穴入り口に立つ筆者 入り口に露出しているクレパス
氷河をくり抜いて作った有料の氷穴
氷が青く見えるのが不思議ですね
入るには夏でも防寒着が必要です
落ちたらまず助からないと言われる
 クレパスに落ちた恋人の生前のまま
 の遺体に対面した老婆の話は有名
夕方教会前からのマッターホルン 朝焼けに萌えるマッターホルン
ツエルマットまでの氷河特急び車窓
 からは見られなかっただけに最初に
 こうして見た時は大感激でした
早朝の散歩を兼ねてホテルから10分
 の橋まで出向いたら既に日本人観光
 客が大勢カメラを向けていました
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