スイス旅行記

4章 第3日 マッターホルン山麓のハイキング

帰りは展望台からひとつ下の駅のローデンボーデンで降りて次のリッフェルベルグ駅までの1区間の下り道を1時間半かけてハイクしました。咲き乱れる高山植物を見ながら、澄み切った青空に聳え立つマッターホルンを仰ぎ見ながら、美味しい空気をいっぱい吸いながらの高原ハイクは最高でした。

やがて見えてきたリッフェルゼー湖はマッターホルンに雲が無く湖面に風が無いと逆さマッターホルンが見られることで有名ですが、幸いにもこの条件がほぼ揃っていましたので右のような見事な写真が撮れました。 微風でさざ波が立った分ぼやけていますが逆にそれが幻想的な雰囲気を醸しだしているとみなさんから絶賛されました。 こうして今回のツアーの最大の目標であった雄大なマッターホルンを見ることの出来た喜びに浸りながら、ジーゼ ル車立入禁止のためツエルマット駅のひとつ先のテイッシュ駅で待機していたバスに乗り込んでヴァリア山群に別れを告げて一路、ユングフラウ等の名峰を擁するベルナーオーバーラント山群観光の中心地グリンデルワルトに向けて出発しました。

前述のようにヴァリア山群とベルナー・オーバラント山群に囲まれた深いローヌ谷からベルナー・オーバラント山群を車で山越えするには西側に大きく迂回するしかありませんが、この山群の山腹を貫通している鉄道専用のレッチュベックトンネルを利用してバスを貨車の荷台に積み込む、カートレーンと言われる方式でゴッペンシュタインからカンデルシュテークまでを15分で山越えすることが出来たのは、さすが 鉄道王国スイスならではのことと感心しました。
ゴルナグラード展望台とホルン 登山電車から見たホルン
  このリッフェル湖は小さな池のような
 湖ですが丁度位置的にマッターホルン
 の山影が逆さに写ることで有名です
  登山電車からの眺めが素晴らしい
 マッターホルンがいろいろな角度から
 見られる上野生動物が垣間見られる
リッフェル湖に浮かぶ逆さホルン その壮大な景色をぶち壊した筆者
   逆さホルンが湖面に見られること
  で有名ですが、快晴、微風の条件
   が揃わないと見られません
  この日はその条件に加え無人の
  条件まで揃ったのにその静寂な
雰囲気をぶち壊したしている筆者                                    
前 頁 へ次 頁 へ

Pー15
inserted by FC2 system