スイス旅行記

5章 第4日 登山電車を乗り継いでユングフラウヨッホへ

グリンデルワルトはツエルマットと並ぶスイス屈指のアルペンリゾートでユングフラウ、アイガー等のベルナー・オーバーラント山群4000m級高峰への登山基地でアイガー山麓にホテル、レストランが駅前とメインストリートに集中し、長野県安曇村と姉妹村を結んでいることもあって日本語表示や日本料理店も見かけられました。前の晩アイガーが雲に隠れて見えなかったので半ば諦めていたところ、何と朝起きて窓を開けたら何と朝日に輝くアイガー山頂が見えたので喜び勇んで駅まで歩いてクライネシャデイック行きの登山電車に乗り込みました。

グリンデルワルト(1034m)、インターラーケン(564m)間をBOB、グリンデルワルト、クライネシャデイック(2062m)間をWAB社、クライネシャデイック、ユングフラウヨッホ(3454m)間をJB社と私鉄が共同経営して いるのは氷河鉄道と同じですが、日本ではまだ鉄道が始まったばかりの明治中期に電化された登山鉄道が運転されていたことに改めて驚きを感じました。 ただクライネシャデイック、ユングフラウヨッホ間の大半はアイガーの山の中をくり抜く難工事のため完成は着工14年後の1912年でした。

クライネシャデイックで降りてユングフラウヨッホ鉄道に乗り換えるとアイガーグレッチャー駅からは地下鉄となり、終点の欧州最高所の駅ユングフラウヨッホまでの二つの駅で約5分間停車して乗客に北壁からの雄大な下界をガラス窓越に見せてくれるのです。展望台からは見事に晴れ上がった青空に雄大なユングフ ユングフラウ(乙女)、メンヒ(修道士)、アイガー(若者)のベルナーオーバーラント三山を一望のもとに見渡すことが出来ました。
朝日に輝くアイガー北壁 雄大なユングフラウの山並
 早朝ホテルの窓から撮影しました
 左の山がアイガーと言い張る人が
 おりましたがよく間違えるそうです
 添乗員によればこんなに雲ひと
 つ無いのは滅多無いとのことで
 奥の正面に見えるのは主峰
北壁をバックに一休みする筆者 邪魔者のメンヒ(修道士)
  緩やかながら200m程度の登り
  は空気が薄いこともあって結構
  しんどく途中何回か休憩しました
 アイガーとユングフラウの間に仲を
 裂くようにこの山が居座っているた
 め不人気化した気の毒な山です
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