スイス旅行記

6章 第5日 ブリエンツ湖からグランサンベルナール峠へ

このツアーでは立ち寄れなかったのですが以前から憧れていましたので、その絵画のような幽玄な風景を他サイトより転載させて頂くことで行った気分に浸ることにしました。 シヨン城の前身はローマ軍の監視所と考えられておりますが現存の建物の一部は9世紀頃のものでその後様々な変遷を経て現在は本来の所有者であるヴォー州政府の所有になっております。 詩人バイロンはこの城をこよなく愛し、16世紀までこの城の所有者だったサヴォワ家と争って幽閉されたボニヴァールを題材にして「シヨンの囚人」の詩を作り、また16年前にエリザベス女王がこの城で晩餐会を開いたことでも知られております。

バスはやがて、ローマ軍やナポレオンがアルプス越えしたことで有名なイタリアとの国境に近いグラン・サン・ベルナール峠の近くを通ってフランスとの国境の税関に到着しましたが、有料道路の料金所を通るような感じで何の検問も無くバスは一旦停止しただけでそのまま通過して行きました。 しかし、マイカーの場合は係官が窓越しにドライバーと話しておりましたので、場合によってはパスポートの提示を求められる場合も有るかも知れません。 グラン・サン・ベルナールが英語読みでセントバーナードであることから判りますように、グラン・サン・ベルナール峠は 人命救助犬として活躍したセントバーナード犬で有名な峠でもあります。

レマン湖畔にあるシオン城の近景
こうして近くから見るとシオン城らしくないですね
遠くから見ると湖面に浮いているように見え、
お伽の国の城のように見えるからいいのですね
シオン城から見たレマン湖
パリの宮殿のように豪華絢爛ではなく要塞といっ
た感じで、やはり伝説の城と言うことで遠くから
眺めて、中には入らない方がいいように思えます



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