スイス旅行記

7章 第5日 国境を越えて仏領シャモニーへ

現在はその役目はシェパード犬に引き継がれたため、救助犬としてのセントバーナード犬はおりませんが 、かってのその活躍振りはこの地方の語り草になっております。
人が雪道で行き倒れになったり、雪崩で雪の中に閉じこめられたりすると、セントバーナード犬は首にブランデーの入った小瓶をぶら下げて、その鋭い嗅覚で遭難者を見付け出して救助隊に知らせるとともに、 遭難者にブランデーを飲ませて体を暖めて命を救ったと言われております。あの大きなセントバーナード犬の先祖は人間にとって命の恩人、いや恩犬だったのですね。 やがてバスはシャモニーの街に着いて、ホテルにチェックインしたのですが三ツ星のこのホテルは二つ星 に近い酷いホテルでした。

まず、ポーターが居ないので荷物は自分達でバスから部屋まで運ばねばならず、渡された鍵で部屋が開かないのでフロントを呼んだところ特殊な回し方をしてやっと開く始末、そしてバスの湯は砂利だらけで入る気にもなれないという最低のホテルでした。
欧州最高峰の秀峰モンブラン 天下の剣が峰グランドジョラス
鋭峰の多いシャモニー山群中で乳房
のように美しく滑らかな山頂を持つモン
ブランはまさに秀峰の名に相応しい
マッターホルン、アイガー北壁ととも
にロッククライマー憧れの難関で、
左側に鋭く聳えているのがその山頂
湖面から見上げるラックブラン シャモニー谷から針峰群を望む
これと右の画像は「百花稜線」と言う
名のサイトから転載させて頂きました
ユングフラウに山の形が似てますね
ガスが湧くことの多いシャモニー谷か
らスイス側のヴァリア山群がこのよう
見られマッターホルンも見えるそうです
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