スイス旅行記

3章 第2日:サンモリッツから氷河特急に乗車

入国して3日連続の快晴続きに複雑な思いを抱きながら、快晴のサンモリッツ駅から予約しておいたツエルマット行きの列車に乗り込みました。

アルプスは地中海に面したフランスのコート・ダジュール近くからオーストリアのウイーンの近くまで幅100〜200km、長さ1200kmで弓形で続く大山脈で西部、中部、東部の三つの山塊に大別され、主に西部はフランス、イタリア、中部はスイス、東部はオーストリア、ドイツに位置しております。

この中部山塊は西部のモンブラン山群付近から東の方向にヴァリア山群、ベルナー・オーバーラント山群がそれぞれ南北二手に分かれて延びてその間に深いローヌ谷を形成する一方、東部からヴァリア山群に並行する形で中部3番目のベルニナ山群が延びてその間にエンガデインの谷を形成しております。

このローヌ谷は東側の地中海の分水嶺のフルカ峠付近で行き止まり近くのローヌ氷河を源としてローヌ川が地中海に、一方フォルダーライン川がここから逆方向に流れライヒェナウでヒンターラインと合流してライン川となって前頁で紹介済みのリヒテンシュタインの国境沿いに北海に向けて夫々流れて行きます。 この三つの川沿いに名峰マッターホルンの山麓の町ツエルマットとサンモリッツを70年の歴史を誇る全長269キロの氷河鉄道が結んでおります。
氷河特急の始発駅のサンモリッツ駅
スイスもドイツと同様に駅に改札口が有りません
乗客との信頼関係が有ってこそのシステムだと思います
車内で土産物を売りにきますがその中でも「傾きガラス
コップ」が圧倒的に人気が有り3個も買ってしまいました
コップ内の液面が水平になる程カーブす時列車が傾くと
のジョークですがこれは明らかにオーバーです




















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