韓国旅行記

1章 出入国にて
出発当日、空港の旅行会社のカウンターに出向いて驚きました。
私と友人の二人しかいないので、係の人に訪ねたら参加者は我々二人だけで 添乗員は同行しないけれど現地ガイドが付くとのことでした。
海外旅行経験の少ない友人を気づかって私が添乗員の代わりを務めることにして男二人 の韓国珍道中がはじまりました。

出入国手続きにあまり詳しくない友人に、出入国カードへの記入ははローマ字と日本語 でいいと説明したのですが、友人は揺れる機内で韓国側の出入国カードに苦労して目下学習中のハングルで記入したのに金浦空港での入国審査でちょっとだけひっかかってしまったのです。

実は、ローマ字で記入すべきところをハングルで書いてあったので、親切な韓国人審査官は差し 戻さずにハングルを棒線で消してローマ字に書き直してくれたのです。 多分、日本人審査官だったら記載不備で書き直しを指示したでしょうが、 母国語のハングルを書く日本人に敬意を表したのだと思います。

この日のために高い授業料を払ってハングルのレッスンを受け ている友人としては相当悔しかったことと思います。

利用したアシアナ航空は大韓航空に次ぐ韓国第2位の航空会社で、設立後 12年の新しい会社ですが、安くても事故が多い大韓航空より、FA(スチュワ ーデス)に美人が多いことで最近人気が有るようです。

実際そのとおり、美人揃いだったのですが日本語が下手なのに呆れました。 韓国内免税店(FDS)等の女子店員は見事な日本語を話すのに何故だろう と思いガイドさんに聞いたところ、スチュワーデスは1に顔、2にスタイル、3に 教養とのことでしたのでその理由が判りました。

名古屋から2時間ほどで金浦空港に着くと女性ガイドの金さんに迎えられ、 四日間の我々二人とガイドさんと運転手さんの4人の旅が始まりました。

初日はソウルから南に高速道路を1時間半ぐらい走ったところに5年 前に温陽(オニャン)市と忠清南道牙山(アサン)郡とが合併してできた人口約16万のアサン市があり、 温泉地として、またかっての新婚旅行地として知られております。

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