スイス旅行記

5章 第4日 クライネシャディックからメンリッヘンへハイキング

ヨッホにはスフィンクス展望台の他にアレッチ氷河をくり抜いて作られた氷の宮殿アイスパレス等が有ります。帰りは クライネシャデイックからメンリッヘンまでの高山植物が咲き乱れる緑の牧草地を三山を見ながら1.時間半ハイクしてからケーブルカーでグルント駅まで乗り継いでグリンデルワルトまで登山鉄道で戻るコースをとりましたが心臓の弱い私にはしんどかったのです。

上り下りが多い上150mの上り坂ですから昨日の下りコースとはくらべものになりません。結局前頁の写真ように途中休みまくってやっとの思いで2時間も掛けてメンリッヘンに何とか辿り着きました。ハイクしながら日本人の現地ガイドさんが山や花の名前を教えてくれるのですが、私はその先頭集団に着いて行けなかったためガイドさんの話は聞けませんでしたし、エーデルワイスも見付けることはできませんでした。

その夜は連泊したグリンデルワルトのホテルの夕食に名物料理、ミートフォンデュがでてきたのですが、前にも述べたように肉が硬過ぎて日本人向きでなく残す人が多いのを見かねたウエーター達が不満そうにどうして食べないのかと質問してくるのには閉口しました。スイスには150万人の、ラテン系、イスラム系、中東欧系の外国人労働者が、主にスイス人が嫌がる土建関係やホテル・レストラン等の裏方の仕事に就いてる事情もあって彼等には殆ど英語は通じませんし、お釣りの計算も苦手ですので添乗員さんの苦労は絶えませんでした。

後で聞いた話ですが彼等は牛肉には硬いことにその価値を見出しておりますので価値観の相違が有るようです。寒さが厳しく陽光に恵まれない彼等にとって陽光や暑さは憧れであり、日傘やクーラー等は彼等にとっては不要どころか邪魔物とみなす程に価値観の相違が有ります。

辿り着いたメンリッヘンの休憩所
このコースは登りの方が逆に楽だと後で聞いて登りのハイカー
が多かった理由が判りました。ここからケーブルカーでグルント
駅経由グリンデルワルトに行くのに好都合で下りにしたとのこと
滅多に見られないエーデルワイス
昨年女優の斉藤由貴さんが憧れのエーデルワイスを求めて
のアルプス紀行をBSで見ましたが、なかなか見つからず
最終日に漸く見つけて涙を流すシーンは感動的でした


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