スイス旅行記

4章 第3日 ツエルマットからゴルナーグラード展望台へ

スイスの朝は4時半頃から薄明るくなるので早起きの癖がついてしまいましたが、この日は憧れのマッターホルンが見られるかどうかが気になって4時頃に起きて窓を開け締めして空を見つめてばかりいました。
幸いにも5時頃になって青空を確認出来ましたので朝の散歩を兼ねて外に出てみたら前の頁の写真のように朝日を受けて黄金色に輝くマッターホルンを見ることが出来ました。 みんな晴れ晴れとした表情で足取りも軽く、ホテルからゴルナーグラト鉄道の乗車駅まで歩きました。
ゴルナーグラト鉄道は19世紀末に出来た100年以上の歴史を持つ世界屈指の登山鉄道で標高差1480m、距離9.3kを45分で運んでくれます。 の終点にはホテルが経営するユングフラウヨッホに次いでスイス2番目の標高3135mの展望台が有りそこからヴァリス山郡の名峰を一望のもとに見ることが出来ます。 その日も快晴で左からスイス最高峰モンテローザ(4634m) 、ヴァリスの銀の鞍と言われるリスカム(4527m)、ピラミッド状で有名なカストール(4228m)ポリュックス   朝日を受けて黄金色に輝くマッターホルン (4228m)、ブライトホルン(4164m)、サマースキーで有名なテオデュルパスの大雪原に続いてあの美しい大岩峰マッターホルン(4477m)が聳えたっていました。 この一連のヴァリス名峰の中にはマッターホルンより高い山はいくらでも有るのにマッターホルンが抜きんでて人気が有るのは、その4面4綾のピラミッド型の独立峰 で長年に渡って人を寄せ付けなかった神秘性にあります。 1865年にエドワード・ウインバーが9度目の挑戦で初登頂に成功したものの4人もの犠牲者を出す悲劇を伴い、日本でも秩父宮殿下や女流登山家の今井通子さん等が登頂したことで知られております。
登山電車から見たホルン ゴルナグラード展望台とホルン
登山電車からの眺めが素晴らしい
 マッターホルンがいろいろな角度から
 見られ野生動物も垣間見られる
映画007にも登場した有名な展望台
ここからホルン、モンテローザなどの
ヴァリア山群パノラマを一望できる
ホルンを背にバンザイする筆者 周辺散策中に見つけた高山植物
  この展望台の周辺には岩場ながら
散策できる場所が有り、そこで休憩し
しながら見るーホルンはまた素晴しい
展望台の周辺を散策していると
岩場の間に間のいたるところに
可憐な高山植物が見られました                                    
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